リスニングは簡単なはずがない!
こんばんは。英語コーチの中条香です。
英語学習の中で最も習得が難しいのが、実はリスニングです。
プロの通訳でも状況によってはリスニングがうまくいかないことがあります。
その理由は
①英語のスピードに耳が追い付かない
英文を読む時は、自分で読むペースを調整することができますが、リスニングは音声はどんどん流れて消えていきますから、それができません。
②語彙数が少なくて、聞こえた英語の意味がわからない
分からない単語にひっかかりを感じ、思考が止まってしまったり、耳より思考が働いたりすることがあります。
③訛りに慣れていない
私たちは日本でアメリカ英語を学習してきましたが、同じ英語でも色々な英語があります。地域によっても違います。私はインドに行った時数日は全く聞き取れず、子どもに「お母さん、英語できるんじゃなかったの?」と言われました(笑)。耳が慣れるまでは時間が必要なのです。
➃学習する時の環境と違うことを想定していない
学習する時は音に集中しやすいように、たいてい静かだったり、イヤホンを装着していたりします。しかし、実際に英語を聞く環境は、耳元で囁いてくれるなんてことはなく(恋人同士なら別ですが)、たくさんの騒音にさらされているのが現実ですよね!
例えば、他の方の声が近かったり、空港であれば、アナウンスの背後にはたくさんの騒音があります。
つまり、リスニング力を強化しようと思ったら、そのような騒音に溢れる中で、必要な英語にのみフォーカスできるようになる必要があります。
では、どうやって英語を聞き取れるようにトレーニングすれば良いのでしょうか?
例えば、洋楽を聞く場合なら、こんな風にします。
歌詞カードを見ながら聞く
↓
歌詞カードなしで聞く
*この時分からない単語があれば、意味を調べたりしてください。
さらに高度なトレーニング方法はまたの機会にご紹介しますね。
大事なのは、文字と音をマッチングさせていくことです。
楽譜を読んだ後、どんな音の高さなのかピアノで確認するように、やってみてほしいのです。そして、だんだん音の高さを覚えていったら、音を聞いたら高さが分かるようになるのと同じです!音楽経験者はすぐにわかりますよね!
ぜひ、英語の音を耳で覚えるまでたくさん聞いてみてくださいね~。
今日もお読みくださり、ありがとうございます。